(現オスカーヴァルカー校) ドイツには100年以上の歴史を持ちます国立の楽器製造技術者の為の専門学校が南ドイツのルドビィスブルグ市にあります。楽器の種類も多岐にわたりまして、ピアノ、チェンバロ、パイプオルガン、金管楽器、木管楽器の学科があります。 各々の学科に技術者としての資格試験の為のゲゼーレンコース、その上にマイスター取得の為のマイスターコースがあります。
ドイツではピアノ技術者の身分は全て国家資格になっています。その中でもピアノ業界で8年以上の就業実績のある人がピアノ業界最高資格のマイスターの称号取得を目指すことが出来ます。ドイツ国内ではピアノ店を持ち、ピアノの販売をする為には、このピアノマイスターの国家資格が必要とされます。 又、ピアノ製作会社でもその工場では必ずマイスターの資格を持った技術者が必要です。 ヨーロッパ全土とアメリカでは楽器業界の経営者はドイツ系の人が多く、このドイツのピアノマイスターの称号は特にヨーロッパ全土とアメリカでは有力な資格です。
スタインウェイ社のピアノは自動車のロールスロイス、鞄のルイ・ヴィトンと並ぶ世界的なブランド品です。特にスタインウェイ社のコンサートグランドピアノは世界中の著名なホール、各国のテレビ放送局の90%以上で使用されています。 現代のクラシック音楽のCD録音で使用されているピアノのほとんどが、スタインウェイ社のピアノと言っても過言ではありません。スタインウェイ社は1853年にドイツ人のヘンリー・スタインウェイが創立しました。 有名な科学者ヘルムホルツ博士と親交があり、科学的な共鳴原理を応用した楽器を一台一台手造りで仕上げるメーカーです。スタインウェイピアノを演奏するアーティストも有名で、ピアニストのルビンシェタインがスタインウェイアーティストの第一号です。 在勤中、クラウディオ・アラウ、クリストフ・エッシェンバッハ、タチアナ・ニコライエーワ(チャイコフスキーコンクールピアノ部門審査委員長)、モニック・アース(パリ音楽院名誉教授)、フェーリー・ゲプハルト(ハンブルグ国立音楽大学名誉教授)、カールハインツ・ツェラー(ベルリンフィルハーモニー交響楽団フルート首席奏者)他のコンサート及びハンブルグ国立音楽大学、北ドイツ放送局の仕事等を行う。 又、当時ウイルヘルム・ケンプ、ルドルフ・ゼルキン、エミール・ギレリス、マウリツィオ・ポリーニ、他、著名なピアニスト達がコンサート用ピアノ選別の為に工場を訪れていました。