♪ ヤマハ指導グレード 4級 / 合格者の声 (フリーコース/ピアノ指導者コース) ♪
当学院フリーコースで勉強なさっているNさん♪
先日ヤマハ指導グレード4級に見事合格されました[emoji:i-237]
これから受験を目指される方へ
ご自身の経験を踏まえ、受験の際に役立つアドバイスを頂きました。

先輩の貴重な体験を、皆様も是非活かして合格を目指しましょう!
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2009年にピアノ演奏4級を、2010年に指導5級をそれぞれ取得しましたが、その後引越などプライベートでバタバタする間にトーンダウン…
いずれ受けようとは思っていましたが、昨年(2013年)、何かの話の折に先生から
「ピアノ4級持ってても指導が5級のままじゃ、実は4級なかなか取れない人なのかって思われちゃうよ!」
という恐ろしい助言をいただき、それなりに慌てて受検した次第です。
筆記試験。私の場合は大学が作曲学科だった事もあり、楽典、和声、聴音にはそれ程苦労は無かったのですが、コード進行法は大学の和声、或いはポップスなどの即興演奏の延長線上で感覚的にやっていた為、体系的に学び直しました。
特にコードネームの使い分けでは、例えばmoll(短調)のII7(二度7)はDm7-5なのかFm6なのか、というところでつまづくこともありました。
そして、これは多分私だけではないかとは思いますが、持っていた過去問題集が本当に「過去」のもので、弦楽四重奏や木管四重奏の楽譜を書かせるものが多く、大学でさんざんオーケストラの楽譜を書いてきた自分にはそんなに苦労は無いかと思いきや、本番で出てきた問題は
「『アルトサックス』の譜面に直せ」
ちょっと盲点でした…解答用紙に「Alt. saxophone in Eb(フラット)」と書いてあったから良かったものの、無かったらその部分取れないところでした(汗)
(大学でサックス譜を書いたのは2回くらいでした)
皆さんは是非、この様な事が無い様に、主立った楽器の記譜法はしっかり覚えてください!
主立ったといっても、移調楽器さえ覚えれば良いので、クラリネット、ホルン、サックス、あとはハ音記号で書くヴィオラが書ければ大丈夫だと思います。
また、単旋律の譜面から調の推移を読み取る問題もありました。
分解すればコード進行法とやる事は同じですが、その進行がどういう関係調で進んでいるかを意識して分析する勉強をするとわかりやすいと思います。
実技試験。
これは演奏グレードの時でもそうでしたが、緊張すると速くなってもつれてしまいがちなので、意識してゆっくり歌ったり弾いたりする様に練習していました。
が、いざ本番。意識しすぎて長いフレーズで息切れを起こしてしまい、試験官には見事そこを指摘されました。
曲に付けられた指示に従うだけでなく、更にその中のフレーズやメロディのもつ雰囲気を見極めて、歌い方や伴奏の付け方を工夫するというかなり高度な技術も必要になってくる様です。
また、移調奏では、「完全5度上げて」とあったのに、後半の左手を「完全4度下げて」弾くという前代未聞のヘマをやらかしてしまいました。
音は完璧だったらしいですが(笑)本当に本番は何があるかわかりません…
ただ、先生のアドバイスでは、そういった末端の事よりも、演奏力の方を見ているのだというお話しをいただきました。
8小節の曲ならその8小節をこの一瞬でどこまで大事に読み解けるか、5度上げるか4度下げるかとか何ヵ所間違えた、も、勿論見られてはいますが、もっと「演奏そのもの」を磨いていかねばならないという事を、今回の試験で痛感しました。
なかなか尻に火が点かない私に絶妙な起爆剤(「なかなか取れない人」のくだり)をくださり、作曲学科を出ていながら結構抜けてるところの多い私にいつも辛抱強く教えてくださる先生に、この場を借りて御礼申し上げます。
次の3級はトーンダウンしない内に、でも可能な限り磨いてから受けます!

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